良く肉割れと間違われやすいものにセルライトがありますが、これと同じくらい間違われやすいのが猫背線。

 

肉割れやセルライトが太ったことで出来るのに対して、猫背線は痩せていてもできることがあります。

 

猫背線とは、猫背の状態が続くことで出来るお腹の線のことを言います。猫背の状態が続くほど線がくっきり表れるので、猫背を治さない限りは日を重ねるごとにその線は目立つようになります。


肉割れと猫背線の違い

猫背線は肉割れ線と違い横向きに一直線で出来ます。線というよりは深いシワといった感じでしょうか。

 

少ない人で1本、多い人では3本以上できることがあるので、遠くから見ると三段腹のように見えることもあります。

 

肉割れ線と違い、猫背線は皮膚の下の方で組織が断裂してできるものではないので、かゆみや痛みなどの症状は出ないことが多いです。

 

もし、①おなかに横向きに長い線が走っている、②成長期(中学生高校生の頃)には線はなかった、③今まで大きく太ったことはない、④よく猫背だといわれる、などと言ったことがあれば、それは肉割れ線ではなく猫背線かもしれません。

 

猫背線については、ヤフーやGoogleなどで画像検索もできますので、気になる方は確認してみてください。

 

お腹にできる妊娠線、肉割れ線は女性にできることが多いのに対し、猫背線は男女関係なくできます。

猫背線のケア方法

猫背線は、顔にできるしわと同じものだと考えてください。

 

笑って目じりにできる人、イライラすることが多く眉間にしわができる人は、加齢とともにそれらがシワとして残るようになります。

 

コンタクトレンズの着脱時に指で大きく目を見開くことで出来る目の下のたるみもシワができる原因に近いです。

 

したがって、猫背線を消すには、顔にできるシワ対策と同じ方法をとる必要があります。

 

まず、一番最初にやっていただきたいのが姿勢改善。ここが直らないとその他どんなケアをしても無意味なものになってしまいますので、必ず行ってください。

 

そして、姿勢改善とあわせてやっておきたいのが、ボディクリームなどの保湿です。できれば、ビタミンCなどの美容成分が入ったものを使ってください。

 

肉割れケア用のクリームには、ビタミンCの他シラノール誘導体やコラーゲンなど配合されているので猫背線にもおすすめです

 

あとは、お腹にある内臓脂肪、皮下脂肪を落とすこと。内臓脂肪は男性に、皮下脂肪は女性につきやすくなっています。

 

猫背線は太っている人にできることもありますが、どちらかというと痩せているのに体脂肪率が高い「隠れ肥満」に多い傾向があります。

 

内臓脂肪は皮下脂肪に比べて落としにくい脂肪なので、女性より男性の方が負荷の大きいダイエットが必要になりますが、猫背線改善のためにお腹のお肉を落とすのは必須ですので頑張ってください。