肉割れを起こした肌が日焼けすると肉割れが目立たなくなるのでは?と言われることもありますが、実は日焼けは肉割れにとってあまりいいことはないのです。
今回はその日焼けと肉割れについてお話ししたいと思います。
肉割れにとっていいことではないものは他にもいくつかあり、詳しくは「肉割れができる原因」で説明していますので、時間があれば見ていただければ幸いです。
日焼けをすると肌全体が黒くなるので、肉割れは目立たなくなるのでは?と考えている方も多いと思いますが、残念ながら時間が経った白い肉割れが日焼けで目立たなくなるということはありません。
それどころか、肉割れがある状態で日焼けをすると、線がある部分だけ白っぽく残り、目立つようになります。これは、太陽だけでなく日焼けサロンなどを利用しても同じです。
夏は海やプールに行くこともあると思いますが、その場合はウォータープルーフのファンデーションなどをうまく使って目立たなくする方法が一番おすすめです。
時間が経った肉割れは白くテカりが出ていたり凹凸があったりして日焼けより目立ってしまいますが、できたばかりの赤っぽいものは目立たなくなります。
一時的にどうしても目立たなくしたい場合は、日焼けをするのもアリですが、日焼けのし過ぎは肌に悪影響をもたらすのでできればやめておいた方が良いでしょう。
この時の肉割れは目立たなくなっているだけで、肌の色が戻ると再び現れてきます。日焼けをした肉割れは悪化しやすくなるので長い目で見た場合、日焼けで一時的に目立たなくすることはおすすめできません。
肉割れは、他の肌荒れと同じように皮膚に異常が起きている状態ですので、根本的に治したい場合は日焼けは厳禁です。
もちろん症状がひどい肉割れ線を完全に治すことは難しいですが、この先少しでも目立たなくさせたいのであれば、しっかりと日焼け止めを塗って紫外線をブロックしてください。
使用する日焼け止めは、スプレータイプよりクリームの方が効果が高く保湿もできるのでおすすめです。
SPF・PA値が高いものは肌に負担がかかる紫外線吸収剤が入っていることが多いので、できるだけ低いものを使って2~3時間おきに塗り直すと効果が持続します。
もし、日焼け止めを塗り忘れてしまった場合は、その日のうちに軽く冷やして保湿すると肌へのダメージを軽減できます。
肌に良いとされるビタミンCやコラーゲンなども積極的に摂っておくと安心です。