筋トレの目的は人によって様々ですが、パンプアップを目的としている場合肉割れができやすくなります。
今回は筋トレで肉割れができる原因や悪化させない筋トレ法などをご紹介したいと思います。
肉割れができる原因は体質や遺伝も大きく関係しますが、筋トレについていうと、パンプアップを目的とした場合や筋トレ経験がない人(ブランクがあった人)が急に強度の高いトレーニングを行った場合に大きく影響します。
パンプアップ=筋肉を大きくすること
筋肉が増加するとそれに合わせて皮膚も引き伸ばされるのですが、増加幅が多いとその分大きく引き伸ばされ、皮膚の下の方で亀裂が生じて肉割れが発生します。
この過程は妊娠で急にお腹が大きくなるのと同じです。
女性の場合、男性ほどの高負荷で筋トレを行うことはできませんし、筋肉も作られにくいので、筋トレによる肉割れ線はできにくいといえます。(全くできないわけではありません。)
ジムに通う男性に話を聞くと、肩や胸、二頭筋(腕)のあたりにできることが多いと言っていました。
肩は意外と筋肉量が多いですし、胸や二頭筋は速筋と呼ばれる筋肉でパンプアップしやすいとされています。(筋肉量の多い脚や背中もやりすぎ注意です。)
肉割れは筋トレ以外が原因で起こることもありますが、それについては「肉割れができる原因」に一覧でまとめています。
肉割れができない筋トレ法は、計画的に少しずつ行うことが基本になります。
とはいっても軽い重りで筋トレをしても筋肉量は増えませんし、あまり意味がないと思うひともいると思います。
肉割れは必ず治療が必要な病気というわけではないので、肉割れ線ができても気にならないという人は、筋トレを優先するのもありかと思います。
しかし、「筋肉を大きくしたいけど肉割れは作りたくない」という人も多いでしょうから、その場合は増量の期間に余裕を持たせるようにしてください。
筋トレによる肉割れを経験した人の多くは、筋トレを始めてから(再開してから)1~3ヶ月で現れ始めています。
数か月後に大会を控えているなどと言った場合には仕方ないですが、そうでないなら徐々に増やしていくことをおすすめします。
1~3ヶ月で特に皮膚に変化がなければそこから徐々に強度を上げていくようにしましょう。
それから、肉割れ線は乾燥が続くとできやすくなります。筋トレが終わってプロテインを摂取したあと、保湿クリームでケアすることも忘れずに行ってください。
また、肉割れ線は遺伝することもあります。もし聞けるのであればご両親に聞いてみるといいかもしれません。
リバウンドしないダイエットをするには筋トレは必要です。筋トレをして筋肉量を増やすと、基礎代謝が上がり痩せやすい体質になります。
食事ももちろん大切ですが、続けられなければリバウンドしてしまいますので、長い目で見ても筋トレは大切なダイエット法だといえます。
また、ダイエット目的の筋トレはパンプアップさせないので、肉割れ線ができにくいというメリットもあります。そのため、ダイエットで肉割れ線を目立たなくさせようと考えている方はぜひ筋トレを行ってください。
ときどき「筋トレをすると肉割れが悪化するのでは?」という質問を受けますが、適度な筋トレであれば大丈夫ですので安心してください。
筋トレのあとに、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を20分以上やればさらに効果的です。
短期間のダイエットは肉割れが目立ちやすくなるので時間をかけて計画的に行うようにしましょう。
痩せたら肉割れが増えるということはないので安心してください。
繰り返しになりますが、肉割れは皮膚が伸びる以上のスピードで筋肉や脂肪がつくとできやすくなります。
また、妊婦さんでも妊娠線がたくさんできる人と全くできない人がいるように、体質や遺伝も関係します。
筋トレで肉割れが消えるって聞いたけど本当?
残念ながら、筋トレをすることで肉割れ線が消えるということはありません。むしろ強度の高い筋トレを続けることで肉割れが悪化することがあります。
それを防ぐためにも計画的なトレーニングと保湿クリームでのケア、ビタミンCやコラーゲンなどの積極的な摂取をおすすめします。