肉割れを早く消す方法の一つとして注目されている炭酸メソ。具体的にどういう治療なのか、費用は?副作用はある?などなど気になることが多いと思います。
今回は、肉割れを消すためのクリニック治療の一つ、炭酸メソについて詳しく見ていきたいと思います。
肉割れ治療の基本は別の記事でまとめています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
炭酸メソとはフランスで動脈硬化などの血管障害の治療法として最初に行われた方法です。その後、肉割れ線の消去など美容医療分野でも応用されるようになりました。
日本ではまだレーザー治療程浸透されていませんが、海外では10年以上の実績があります。
炭酸メソ法は、皮下組織に注射針で治療用の「炭酸ガス」を注入する治療法です。炭酸ガスには、真皮の血流を改善し皮膚の代謝をアップさせる効果があります。
さらに、一時的に皮膚にダメージを与えることで肌内のコラーゲンが増え、皮膚再生能力を高めてくれます。
炭酸メソの治療は比較的短時間で終わるため、体への負担は少なくて済みます。
実際に、肉割れがある場所に炭酸ガスを注入する時間は10~30分。注射針を刺して行いますが、基本的に麻酔なしで施術します。
もし痛みに不安がある方は、カウンセリングの際に申し出ることで、麻酔をしてくれる場合もあります。
施術後10分ほど様子を見て患部にアレルギー症状などでなければこれで終了になります。
痛みを軽減するため極細針を使用する医院が多いです。
炭酸メソの治療は数回病院に通う必要があります。施術の回数は病院によって違いますが、少ないところでは5~6回、多いところでは10回以上になることも。
さらに、経過によって再診が必要な場合もあるのでそれを含めると、20回以上の通院が必要になることもあります。これは、肉割れの症状のひどさにもよりますが、1度に注入する炭酸メソの量にもよります。
1度に注入する量が多いほど、次に来院する期間が長くなります。
炭酸メソの費用は、相場で手のひらサイズ1回2万~3万5,000円程度。もし、10回以上施術が必要な場合は、単純に計算すると20~35万円程度になりますが、一般的に回数が増えると割引されるのでもう少し安くなります。
ちなみに、肉割れが小さい場合は1回の費用が約1万円になります。炭酸メソ治療は保険適用されない(自由診療)ので、全額自己負担となります。
時間 | 回数 | 費用 | |
---|---|---|---|
クリニックA | 10~30分 | 5~6回 |
小サイズ |
クリニックB | 30分 | 要相談 |
片手のひら |
クリニックC | 10~30分 | 10回程度 |
1ヵ所 |
クリニックD | 10~30分 | 5~10回 |
1部位 |
クリニックE | 30分 | 要相談 |
手のひらサイズ |
炭酸メソ法を施術するうえでの副作用、デメリットをご紹介します。
炭酸メソの副作用は痛みを伴うこと。病院によっては極力痛みを抑える治療を施してくれるとこもありますが、そうではないところもあります。
特に最初の2~3回は、表皮と皮下組織をガスで剥離するため痛みを伴うことが多くなります。
炭酸メソは注射で注入するため、赤い針跡、内出血、部位の違和感などを伴うことがあります。
通常2~3日、長くて1~2週間でなくなりますが、まれに、針を刺した場所が色素沈着することもあります。
炭酸メソを使用した施術は、1度だけだと剥離したものが再生するため、期間を空けずに定期的に通う必要があります。(1~2週間に1回程度)
ある程度余裕がある期間に計画を立てて通院する必要があります。
病院やクリニックによっては20年以上放置した肉割れにも効くという紹介がありますが、やはり、放置期間が長くなるほど効きにくいというのが現実です。
炭酸メソ治療は、1回の施術時間が20~30分と短く体への負担が少ない治療法ですが、注射針で刺すため多少の痛みを伴います。
費用は手のひらサイズで1回約2万~3万5,000円、10回以上通う場合は何十万になることも。
炭酸メソ治療を行っている病院はまだ少なく、東京の他、大阪、神奈川、静岡、秋田、和歌山などに所在しています。
炭酸メソの他に肉割れ治療としてウィンバックも人気があります。