人のからだには肉割れができやすいからだの部位があります。これを知っておくことで肉割れ予防に役立ちますのでぜひ覚えておいてください。
肉割れは、皮膚が引き伸ばされることにより真皮が断裂することで起こる症状。そのため、皮膚が伸びやすい場所にできやすくなります。おなかやおしりなど脂肪が多い場所が該当します。
特に、妊娠時はただお腹が大きくなるだけでなく、赤ちゃんの重みと重力の関係で下向きに膨れるため、おへその下あたりに集中して肉割れができるようになります。
妊娠する前との体重差が大きければ大きいほど肉割れの数が増え、症状も重くなる傾向に。妊娠時の太りすぎは、肉割れの他にも妊娠中毒症や妊娠糖尿病などのリスクが増えるので注意が必要です。
お腹にできる線として肉割れによく似た症状の猫背線というものがあります。それぞれケア方法が違うので一度確認することをおすすめします。
お腹の次に肉割れができやすい場所は、おしらから太ももにかけて。内側外側関係なくあらわれます。妊婦さんにもよくできる箇所ではありますが、食べすぎによる体重増加でもできることがあります。
太ももの場合、後ろ側にできるとなかなか気づきにくいので、「最近太ったかも」というときには、肉割れができていないかチェックすると良いです。
徳lに「太るときは太ももから」という方は、普段から姿見などで見ておくと安心です。
肉割れはお腹、おしり、太ももの他にも、胸、二の腕、ふくらはぎなどにもできることがあります。
脂肪が少ない箇所にできる二の腕やふくらはぎの肉割れは、線状というよりは凹凸上で、長さが短く数が多い傾向にあります。原因は妊娠と同じで体重の増加によるものですが、筋肉の増加も大きく関係しています。
もちろん、筋肉と肉割れに直接関係はありませんが、急な筋肉の増加で皮膚が伸ばされることが原因だと考えられています。部活動で運動量が増えたりする時期は要注意です。
また、トレーニングではなくただ長距離を自転車通学(通勤)していただけで肉割れができてしまったという人もいます。
中学生や高校生の時にできる肉割れについては下の記事でまとめていますので、あわせて読んでいただければわかりやすいかなと思います。
新たな肉割れを増やさないためにも、急激な体重増加は厳禁です。気を付けていても太ってしまったという場合は、普段から確認を。
肉割れは、できてからケアを始めるまでの期間が短いほど効果が出やすいといわれています。