筋トレ、成長期、体重の増加などによって発生する肉割れ。肉割れができてから線として残るまでには2段階あり、時間の経過とともに色や質感が変化します。
始めは薄く目立ちませんが、徐々に大きくくっきりしてくることもあるので放置は禁物ですです。
避けた個所が多き場合は、最初の段階でも目立つ場合があります。
肉割れができた直後は、赤っぽい線が現れます。赤みの強さは個人差があり、薄く色づく程度の人もいます。
おしりや下っ腹など自分では見えにくい場所にできやすいことから、気づくまでに時間がかかる場合もあります。
基本的に本数が少なく薄いというのが初期症状ですが、体重の増加幅、乾燥状態での放置、かきむしりなどで本数が増えて数えきれないくらい発生することもあります。
肉割れを完全に消すことはできないといわれていますが、初期段階のうちに(赤い線の状態)肉割れクリームなどでケアするとほとんどの場合、わからないくらいまで消すことも可能です。
赤っぽい状態を放置すると線の本数が増えたり、網目のようにつながったり肉割れ線であることがはっきり認識できるようになります。
色味も赤から白っぽく変化。線が太くなり、触ると凹凸がわかります。
赤っぽい状態から白っぽくなるまでは、個人差があるもののゆっくりとした変化です。早い人で半年、遅い人は2年以上かかることがあります。
肉割れの原因であった体重の変化が緩やかになり、皮膚の伸縮が落ち着いてくると徐々に白くなり始めます。さらに放置すると、肉割れの部分が光沢をもち、傷跡のように目立ってしまうことも。
最初から赤くならなかったという人は、赤っぽい段階では線の色が薄く、白くなるまで気が付かなかった可能性が高いです。
肉割れができるメカニズムはからだの部位どこでも同じですが、その症状はそれぞれ特徴があるようです。
例えば、おなかや太もも、ふくらはぎにできている人は割と本数が多いのに対し(脚の肉割れの画像参照)、肩や腕にできている人は1~数本程度という印象があります。(全員がこの通りというわけではありませんが。)
お腹や太ももは体重増加で脂肪がつきやすいため、その分大きく皮膚が引っ張られ、真皮の影響がより大きくなったことが原因だと考えられます。
上でもお話ししたように、肉割れはできるだけ早い時期のケアが大切ですが、白くなった後でもセルフケアで目立たなくさせることは可能です。
それは、保湿を心がけ、肉割れクリームを根気よく塗り続けること。
壊れてしまった皮膚細胞を回復させるような有用成分が入ったクリームを使うのがベストで、少なくとも3ヶ月以上はケアを続けることが必要になります。
セルフケア以外では、クリニックでの治療がおすすめです。高いお金がかかってしまいますが、白い段階の肉割れ治療も可能で、比較的早く効果を実感できます。
白い段階の肉割れは、何もケアしないと凹凸が出たり白くテカりが出たりするようになります。こうなると遠くから見ても結構目立ってしまうので避けたいところ。肉割れを悪化させる原因はいくつかあります。
・乾燥状態が続く
・日焼けする
・ひっかいたりかきむしったりする
肉割れを引っ掻くと強い痛みが出ることがあるので注意が必要です。
他にも、間接的ではありますが、睡眠の質の低下、栄養バランスの乱れなども原因の一つとしてあげられます。
冬は乾燥しやすくなるので、しっとりタイプのボディソープや入浴後の保湿クリームをうまく利用して肌がカラカラになるのを防ぎましょう。
乾燥状態が続くとかゆみが出ることがあり、もし患部をひっかいてしまうと肉割れが悪化することがあります。
また、日焼けも肉割れにとって良くないのでふくらはぎなど外気に触れる部分に肉割れができてる場合には、日焼け止めクリームを事前に塗っておくと効果的です。