肉割れは痩せたら消えるのではないか?逆に目立つようになるんじゃないか?と考える人は多くいますが、実際のところはどうなのでしょうか。
実際のコメントとともに見ていきたいと思います。
肉割れは何らかの理由で皮膚が急激に引き伸ばされ真皮にダメージを受けた結果、表皮に線のような症状が出ることを言います。
詳しくは「肉割れができる原因は?太ってなくてもできる?」でまとめていますのであわせて読んでいただくと理解が深まると思います。
肉割れ線は一度できてしまうと簡単に消すことは難しく、クリニックでの治療や根気強いセルフケアが必要になります。
肉割れができる原因の一つに「急激な体重の増加」があり、「痩せたら治るのでは?」と言われることもありますが、残念ながら、肉割れは痩せたからと言って消えることはありません。
痩せたら肉割れが実際に消えたけど・・・
たまに、痩せたら肉割れが消えたという話を聞きますが、詳しく内容を聞いてみると状況が少し違うことが多いです。
どちらも痩せたから肉割れが消えたというわけではなく、目立たなく理由が他にあったという状況ですね。
セルフケアはしっかりと行えば時間はかかりますが目立たなくなりますし、肉割れは白くなると目立たなくなるので、「ダイエットとのおかげだ」と考える人もいますが、何もしなくても肉割れは赤から白へと変化していきます。
肉割れは痩せても消えることはないと分かりましたが、逆に目立つようになることはあるのでしょうか。
これについてもアンケートを行ったところ、「目立つようになった」という人が多くいました。
ダイエット前は体重70kg台でおなかもすごく前に突き出ていて、2ヶ月で15kg痩せたらおなかに肉割れ線がついていました。
特に下っ腹やおしりから太ももにかけてできた肉割れは、太っているときには見えにくい場所なので、痩せるにつれてよく見えるようになったというコメントがたくさんありました。
また、痩せたことで皮膚が余り、シワが増え、さらに肉割れ線も凝縮されるため余計に目立つということもあります。
「奇跡体験!アンビリバボー」で時々出てくるダイエットのビフォーアフターの画像を見ると分かりやすいと思いますので、機会があればぜひ見てみてください。(権利の関係上ここではご紹介できません、申し訳ありません。。)
「痩せたら肉割れが消える」と同じくらい耳にすることがある「肉割れはダイエットの努力の証」という噂。短期間でダイエットに成功した人から聞くことが多い言葉です。
肉割れが酷い。「痩せた証拠」なのは嬉しいけど気になる・・・
残念ながらこれも間違っていて、肉割れは「痩せた証拠」ではありません。肉割れは、皮膚が引き伸ばされることで真皮にダメージを受けた結果、発生するものです。
したがって、脂肪が減って痩せたからと言って皮膚に肉割れ線ができることはありません。
ダイエットで肉割れができることはありませんが、(繰り返しになりますが)痩せたら肉割れが目立つようになるということはよくあることです。
肉割れを目立たせないようにする痩せ方の基本は、セルフケアを怠らないことと計画的なダイエットの2つ。
肉割れはケアをしないまま放っておくと線がテカったり凹凸がついたりなど悪化することがあります。ただでさえ消してしまいたいのに悪化してしまうと大変なので、毎日欠かさず保湿ケアをしてあげてください。
また、急激に痩せると肉割れが余計に目立つことがあるので、ダイエットは計画的に行うことをおすすめします。1ヶ月に落とす体重は現在の5%以内にしておくのが理想的です。
肉割れができる原因でよく言われるのが「急激な体重の増加」ですが、実際太ったりしてなくて痩せているのに肉割れができることもあります。
肉割れは皮膚が引き伸ばされることがすべての始まりではありますが、その理由は体重の増加以外にもあります。
例えば、成長期の身長の伸びや筋トレでのパンプアップなど。あとは、妊娠の時体重はそんなに変わっていなくてもおなかの皮膚は伸ばされているので肉割れができやすくなります。
まれな例ではありますが、ステロイド処方薬の過剰摂取やクッシング症候群などが影響を与えることもあります。
もし、本当に何も心当たりがない場合は、肉割れではなく他の病気ということも考えられますので、一度皮膚科で診てもらうのもいいかもしれません。