できてしまった肉割れにアットノンを使ってケアをするという方法もあります。アットノンはCMでもおなじみですが、傷跡ややけどの跡を治す医薬品です。

 

現在販売されているのはジェルタイプとクリームタイプ。使用感に違いがあるので好みに合わせて選択することができます。

 

肉割れクリームについては「肉割れ対策におすすめのクリーム」でご紹介していますので気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

アットノンには、主要成分としてへバリン類似物質、グリチルリチン酸ニカリウム、アラントインの3つが配合されています。

 

ヘパリン類似物質の働き

 

ヘパリン類似物のは3つの働きがあります。

 

水分保持作用

 

傷跡ができている部分は、汗腺や皮脂腺などの働きが弱まっているため、乾燥しやすい状態になっています。

 

そのため、水分保持作用のあるヘパリン類似物質を傷跡に塗ることで保水性と柔軟性が高められます。

 

抗炎症作用

 

真皮の中で起きている慢性的な炎症効果を抑える働きのことをいいます。同時に皮膚の回復を助ける作用も。

 

血行促進作用

 

直接傷跡に働きかける作用ではありませんが、皮膚組織の血流を良くし、皮膚の新陳代謝を促します。

 

グリチルリチン酸ニカリウムの働き

 

炎症を起こし赤くなってしまった肌を正常に戻す働きがあります。

 

アラントインの働き

 

損傷した表皮の組織修復を促進する働きがあります。

 


アットノンジェルタイプとクリームタイプの違い

アットノンのジェルタイプは、さらっとした使用感なので、ベタベタ感が苦手という方におすすめです。

 

傷跡に塗布した直後でも服を着られるので、肉割れができやすい太ももやおなか回りに傷跡がある場合にも使いやすくなっています。

 

アットノンのクリームタイプは、しっとりとした使用感が特徴。ジェルタイプと同じくべたつきが少なく、白くならないクリームです。肌に優しい処方なので、お子さんにも使用できます。

アットノンは肉割れにも使える?

アットノンには皮膚の破損を修復するヘパリン類似物質が配合されているので、肉割れケアとしても使用することができます。

 

また、グリチルリチン酸ニカリウムには赤味を抑える働きがあるので、できたばかりの肉割れケアにおすすめです。

 

使用方法は、一般的な肉割れクリームと同じで、一日数回適量を患部に刷すり込むようにしてください。肌が乾燥しているお風呂上りがベストです。

 

アットノンのデメリット

口コミやレビューをもとにアットノンのデメリットをまとめました。

 

白くなった肉割れケアには向いていない

 

口コミを見たところ、アットノンはできて時間が経った白っぽい肉割れの修復には期待できないようです。ですが、まだ赤みの残った肉割れケアは可能なので、症状に合わせて使うことをおすすめします。

 

容量が少ない分コスパが悪い

 

アットノンの1つの容量は15g。特別伸びがいいというものではないので、広い範囲で使用すると費用がかさむことになります。

 

ちなみに1本の価格は1,300円です。

 

長期間連続しての使用が不可

 

肉割れ用のクリームなどと違い医療品なので、長期間(5~6日間以上)の使用が原則禁止されています。

 

使用感が気になる場合も

 

アットノンには清涼感があるため、「しみる感じがする」と気になる人もいるようです。「肌が引っ張られるような感じがある」という口コミも時々見られます。