アートメイクとは、皮膚の浅いポイント(表皮から0.02~0.03mm)に針を刺し色素を入れていく施術法です。汗や水でも落ちない特徴があります。
通常のメイクと同じ目的で利用する以外にも、皮膚疾患、薄毛、白班、手術で失われた乳頭をデザインすることも可能です。(パラメディカルアートメイク)
アートメイクの一つとして有名なSKIN52については「韓国発の肉割れケアSKIN52はどんな施術?気になる値段は?」で詳しくご紹介しています。
肉割れの基本的な治し方は下の記事でまとめていますので、気になる方はあわせて読んでいただくと分かりやすいと思います。
アートメイクの施術は、一般的な美容整形と同じで、まずは30分程度のカウンセリングを行い、そこから施術になります。
施術は、0.2~0.3mmの皮膚の浅いところにニードル(針)で繊細な穴をあけるもので、痛みを伴うため麻酔が使われます。
施術時間は肉割れの程度によりますが、1~2時間くらい。
基本的には痛みを和らげるクリームを塗りますが、希望を伝えれば局部麻酔をしてくれる病院もあります。
施術後は、肌の状態を落ち着けるためクーリングを行い終了。病院を選ぶ際は、アフターケアまで行ってくれるところにしておくと安心です。
クーリングとは施術後に患部を冷やすこと。痛みや腫れを軽減させることができます。
ダウンタイムはほとんどありません。
ダウンタイムとは施術後、普通の生活に戻れるまでの時間のこと。
アートメイクを採用している病院の多くはアメリカ大手美容メーカーの一つである技術プログラムを受講しており、スタッフの知識と技術はしっかりしています。
日本の法律では、医師または看護師のみが行うことができる施術となっています。
一般的な入れ墨(タトゥー)とは違い、皮膚の浅い部分に色素を注入するため、耐久年数は1~5年程度になります。
最初は患部がまだわかる状態ですが、少しずつまわりの皮膚の色になじんでいくため、最終的にほとんど目立たなくなります。
また、タトゥーは色を伴うため、温泉や銭湯に入ることはできませんが、肉割れを目的としたアートメイクの場合は、そのような制限はありません。
ただ、施術当日の入浴は控える必要があります。(シャワーは可能です。)
献血については、施術から6ヶ月は不可。それ以外は担当医の判断によります。
逆に、タトゥーと同じ部分と言えば、どちらも注入する色素に金属が含まれているため、金属アレルギーがある人は施術できないことがあります。
そのつながりで、病院で行うMRI検査は金属を熱く作用があるため、事前に医師にアートメイクのことを伝える必要があります。
アートメイクは肉割れを消す方法としておすすめの施術ですが、デメリットもあるので最後に紹介したいと思います。
施術前には痛み止めクリームを塗ることになりますが、それでも人によっては痛みを感じることがあります。
もし、麻酔が効きにくい体質であったり不安がある場合は、局部麻酔を提案してくれる場合もあるので事前に申し出ることをおすすめします。
施術直後は色を付けた部分だけ色が濃く目立つことがあります。時間をかけてなじむまで1~3日かかるので、余裕を持ったスケジュールを立てておくと安心です。
アートメイクには耐久年数があります。期間は約1~5年程度。
肌のターンオーバーを繰り返すたびにだんだんと色が薄くなるため耐久年数が近づくにつれて肉割れが見えるようになってきます。
そのため、1~2年に1度のメンテナンスを行うのが一般的です。
アートメイクの色素には酸化鉄という金属が含まれているため、金属アレルギーがある人が施術を受けるとそのあとにアレルギー症状が出ることがあります。
アクセサリーで肌荒れを起こしたことがある方、身体に原因不明の水疱や湿疹ができる方は金属アレルギーの可能性があります。
金属アレルギーのパッチテストは皮膚科で受けることができます。使用される金属は病院によって違うため、パッチテスト前にアートメイクを受けることを伝えておきましょう。
肉割れのアートメイクは保険適用外になります。さらに、病院によって料金が違うので、ここでは3つのクリニックでの料金をご紹介します。
1回目:11,000円(2㎝)
2回目以降:5,500円
全2回:88,000円
クリニックC
初回:49,500円
2回目:44,000円
3回目:38,500円
アートメイクは、炭酸メソに比べると費用がやや高いですが、安心できる内容で肉割れも目立たなくなるので、おすすめできる施術の一つだといえます。