肉割れ治療は保険適用外

日本では、病気やケガをしたときにかかる高額な医療費を少なくするため、原則的に公的医療保険に加入しています。

 

未成年の場合はご両親が支払いをしてくれているのであまり実感がないかもしれませんが、保険証は一人一枚交付されます。

 

肉割れも傷跡の一種なのでこの保険が適用されればうれしいのですが、実際のところそうはいかないのが現状です。


保険適用とは

まず保険適用を簡単に説明すると、上でお話しした国民皆保険制度により、ケガや病気の治療費が安くなることをいいます。

 

この制度があるおかげで入院や手術によって医療費が高くなってしまった人や、持病で何度も病院に通わなければいけない人も定額より安く医療を受けることができるのです。

 

具体的には、保険適用の場合、外来・入院にかかわらず私たちが負担するのは医療費の3割と決められています。

 

未就学児や70歳以上の人は2割負担ですが、今これを読んでいただいている方の場合はほぼ3割負担に該当すると思います。

肉割れは保険適用にならない

この保険適用ですが、残念ながら肉割れは適用外であるため、治療にかかった費用は全額負担になります。(レーザー治療やダーマペンなど)

 

肉割れは日本では病気やケガだとみなされてないんですね(ノωQ*泣)。

 

歯科治療や美容整形のように、見た目の改善が目的の施術は保険適用外となってしまうようです。

 

ただ、肉割れがかゆかったり痛かったり、あるいは引っ掻いたせいで炎症ができてしまった場合には保険が適用されます。

 

肉割れ、妊娠線、リストカット跡、タトゥー除去、シミやしわなど美容整形で行われるもの全般など

保険適用になる傷跡とは

美容目的ではない傷跡治療には保険が適用されますが、例えば、やけどやケガによる瘢痕(はんこん)やケロイド治療などが該当します。

 

瘢痕とは医療用語でいう傷跡のこと、ケロイドとは傷跡が過剰に肥厚した状態の皮膚疾患のことをいいます。

 

どこまでが3割負担でどこからが全額負担か厳密にいうと難しい部分もあるのですが、国でしっかりと線引きされているのが現状です。

 

ポイントとしては①日常生活に支障があるもの②著しく見た目に影響しているもの③心理的にとてもつらいもの、これら3つによって決められている印象です。

 

歯科治療や整形の場合、美容目的ではなく事故などによる破損を改善させる治療の場合は、保険が適用されることもあります。

費用を抑えたいなら炭酸メソやセルフケアも

肉割れ治療の一つでもある炭酸メソは、レーザーやアートメイクに比べるとわずかではありますが、費用を抑えられるのでおすすめです。

 

クリニックにもよりますが、手のひらサイズであれば2~3万で済む場合もあります。

 

さらに安くしたい場合には、肉割れクリームなども効果的です。クリニック治療に比べると時間はかかりますが、費用を大きく抑えることができます。