肉割れの跡を目立たなくするのに役立つ細胞成長因子

このサイトでは、オイルやクリームなどを使って肉割れを目立たなくする方法をいろいろとご紹介してきましたが、今回は人のからだの中にある「細胞成長因子」の視点から肉割れについてお話ししていきたいと思います。

 

今ある肉割れは時間が経つと傷跡になる

できてしまった肉割れは症状が浅いものを除き、ほとんどの場合傷跡となって残ります。傷跡の症状は、白い線のようなものだったり、凹凸を帯びた太い線のようなものだったり様々です。

 

この肉割れの傷跡が大きくなるか小さくなるかは、肉割れができたときのケアや生活習慣に大きく影響します。

 

肉割れの予防法」でもお話ししましたが、肉割れができたらとにかく保湿すること。もし、かゆみが出ても爪でひっかいたりしないこと。肉割れのかゆみ対策は、別の記事で紹介しています。

 


肉割れが傷跡のようになるのは正常

肉割れに限ったことではないですが、怪我ややけどなどは、できたばかりの頃は皮がむけたり血が出たり痛みをともなったりなど治療が必要な状態ですが、時間の経過とともに回復し、傷跡となって残ります。

 

傷跡になれば目立つことはありますが、治療の必要はなく、通院も経過観察程度まで落ち着いた状態だといえます。

細胞成長因子の働きで肉割れが目立たなくなる

肉割れはでき始めてからそれが肉割れの跡となる間に、細胞成長因子(グロースファクター)というたんぱく質の一種が活躍します。

 

この細胞成長因子の特徴としては、体内でのコラーゲンやエラスチンの生成、傷跡の修復、老化スピードを遅らせる、など様々なものがあります。

 

細胞成長因子の1種であるFGFやEGFが配合されている肉割れクリームもあります。

 

この細胞成長因子がしっかりと働けば、治癒も早く傷跡も目立たなくなるのですが、何らかの理由で働きが悪くなると目立つような傷跡ができることがあります。

 

細胞成長因子の働きを阻害する原因

細胞成長因子の働きを阻害する原因として考えられているのが、ステロイド薬や喫煙、過度の飲酒、糖尿病、高血圧、動脈硬化、貧血など。

 

また、年齢とともに働きが悪くなるため、肉割れも若いときにできたものの方がケアの効果が出やすい傾向にあります。

 

高血圧、動脈硬化、貧血など気になる点がある方は、一度病院で診てもらうことをおすすめします。軽いものであればそれぞれ対策もあるので実行してみてください。

 

喫煙と過度な飲酒もできるだけ控えることをおすすめします。